携帯電話に知らない番号から着信があったら?
携帯電話に登録していない番号から電話があることがあります。
単なる間違い電話ではなく、詐欺や営業の電話に気を付けましょう。
高齢者の方などはとりあえず知らない番号は出ないようにしてください。
テクノロジーの発展とともに、世の中はどんどん便利になります。平成の初めごろに亡くなった祖父に、インターネットや携帯電話を見せても、きっとなんのことかわからないんじゃないかなと思うくらいです。同時に、世の中には詐欺や悪意が満ち満ちるようになってきました。
普段の生活ではスマホが手放せなくなり、電車に乗っていてもほぼ全員がスマホを眺めています。スマホ中毒と呼ばれるような現象も起こっており、視力の低下や肩凝りも多くの人が悩まされるところです。
原稿を書いている今でも、スマホが振動して着信を告げてくれます。いったい、何の電話だろうと思っていると電話は切れて着信履歴だけが残っています。昔の固定電話だと着信の履歴が残らないので気にならなかったことが、履歴が残っていると気になります。着信番号をインターネットで検索すれば、誰からの電話かもわかったりするので、つい調べてしまったりします。
このようなこのような人の心理を利用するとすれば、信用できる電話番号からの着信を装えば詐欺の誘導が簡単にできることに詐欺集団が思いつくのも道理でしょう。発信者番号を伝えたくない場合に184を付けるあるいは非通知の設定をするというのは初歩的な技術ですが、逆に信用できる番号から発信している風を装うことも簡単にできるようになっています(詳細は詐欺を助長するかもしれないので省略します)。
例えば、法律事務所や警察署の番号からかかってきたことがわかれば、人は不安になって折り返し電話しますよね。実際、折り返しの電話を掛けたらお金を支払わないといけないと言われたという相談を何度も受けたことがあるので、相当多くの人が一度は詐欺電話を受けたことがあると思います。しかし、法律事務所や警察が、電話でお金を支払えとか、キャッシュカードを渡せとか、暗証番号を教えてとか個人情報を聞くことは、絶対にありません。100%詐欺ですので直ちに電話を切ってください。相手はプロですから、話をすればするほど相手のペースに巻き込まれることになります。電話を切って着信拒否にしてください。
そして、周囲にいる信頼できる方に相談しましょう。詐欺の多くは周りの人に相談しないで、お金を失ってから周りに騙されていると指摘されることがほとんどです。メルマガでも詐欺の話はたびたびお話ししていますが、年度末の3月はなぜか詐欺も増えますので(忙しいと注意力が落ちるからでしょうか)、くれぐれもご注意ください。
以上