2018.12.25

重労働と鬱

年末になると、繁忙期や締め切りの関係で労働時間が長くなる傾向があります。

従業員が健康を保ってこそ、長期的に業績を保つこともできます。

忙しい時ほど労働時間など従業員の体調管理に気を付けましょう。

「ジングルベル♪、ジングルベル♬」の音楽が街中に流れています。

クリスマスシーズンとなり、小売業は掻き入れ時になっています。また、日本人は年末までの納期が好きなので、製造業もフル回転です。師走という言葉がありますが、12月はあっという間に終わってしまいますね。

年末に限ったことではありませんが、当直など重労働になりがちな医師へのアンケートで、自殺を考えたことがある人は3.6%に上っていることがわかりました。

過労死という言葉もすっかり定着してしまいましたが、残業時間が多くなる12月は、自分自身の職場でも労働が過重になっていないか気を付けないといけませんね。

長い残業時間の話になると、比較的高齢のおじさま方から、俺が若いころはもっと働いた!根性があればなんでもできる!みたいな話が出てくるのですが、根性論的な見解はナンセンスです。

昔は、単純作業のような仕事が多かったのですが、平成も終わろうとする現代では、従前のような長時間労働では脳が疲れてしまうんです。

脳も精密なコンピューターだと思えばよいのですが、コンピューターもいくつもソフトを開いて負担をかけすぎるとフリーズしますね。脳がフリーズした状態が鬱だと思えばよいと思います。

裁判所も、鬱病に対して、企業側に非常に厳しい姿勢を示すようになっており、死亡事案などでは高額の賠償請求が認められていますから、企業の存亡にもかかわりかねません。

そもそも、企業の業績を長く保ち、人手不足時代に従業員の離職を防ぐには、何より職場環境をよくすることが不可欠です。

みなさんの職場でも、労働時間を管理し、従業員が最高のパフォーマンスを上げるにはどうしたらよいかという観点から、就業規則などを見直してみましょう。

案外、まだまだ改善点のあるものですよ。

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