コラム
災害への寄付を騙る詐欺に注意

熊本の地震、千葉の豪雨と災害が続いています。
被災地の方々を思う気持ちに付け込む詐欺も増えています
SNS等での呼びかけは、本当かどうかよく確認してください
先日発生した熊本での大きな地震、千葉県を中心とした豪雨など、死者も発生する災害が続いています。このような災害に関する情報に接するたびに、心を痛めるのですが、逆に、これにつけこもうとする悪人も現れるのは、大変残念ですが昔から繰り返されています。
従来は、火事場泥棒的に被災地から物を盗るということが主力でしたが、最近ではSNSが盛んになったこともあり、災害や社会的な出来事に便乗し、「支援」「寄付」「返金」などをうたって金銭をだまし取ろうとする手口が増えてきています。人の善意に付け込む点で悪質極まりないと言ってよいでしょう。
このような詐欺が増えていることもあり、消費者からのいろいろな相談を受け付けている国民生活センターが、2026年8月17日、「被災地支援をうたう不審なSNS上のダイレクトメッセージ(DM)」について注意喚起を行いました。詳しくは国民生活センターのホームページに書かれていますが、このような悪質詐欺が増えていることがわかります。
ホームページで紹介されている事例は、以下のようなものです。
SNSでフォローしていた飲食店のアカウントから、「指定されたWebサイトで商品を購入すると被災地に寄付ができ、さらに購入額より多い金額がコード決済で返金される」というDMが届きました。そして、DMのリンクからLINEへ誘導され、最初に1,000円分の商品を購入すると、実際に1,200円分が返金されました。その後も支払額を上回る返金があり、LINEグループ内では別の参加者からも「返金を受けた」とのメッセージが届いたため、被害者は相手を信用してしまいます。ところが、その後10万円を支払ったところ返金されず、さらに「15万円を支払えば、先に支払った10万円も返金する」と求められました。
このように、最初は少額の利益を実際に受け取らせたり、他の利用者を装った人物から「自分も返金された」などと伝えたりして信用させ、その後、高額な支払いへ誘導するのは詐欺の典型的な手口です。
もう一つ、SNS上では、実在する企業や店舗、公的機関などになりすました「偽アカウント」にも注意が必要です。普段利用している企業や店舗のように見えても、DMに記載されたリンクをすぐに開いたり、相手の指示に従って支払いをしたりしないようにしましょう。
特に、次のような場合にはだいたい詐欺です。騙されないでください。
・突然、SNSのDMで商品購入や寄付、送金を求められた
・DMからLINEなど別のサービスへ誘導された
・「○○Payで返金する」と言われた
・「支払えば、それ以上のお金が戻る」と説明された
・支払いを急かされたり、追加の送金を求められたりした
・個人情報や決済情報を求められた
ここまで読んでいただけた方は大丈夫だと思いますが、被災地への支援や寄付を行う場合も、SNSのDMに記載された情報だけを信用せず、企業・団体の公式ホームページなどを自分で確認しましょう。また、寄付先の活動内容やお金の使途、振込先の名義などを確認し、納得したうえで手続きを行ってください。
「自分は大丈夫」と思っている人に限って、騙されるものです。不安な人は逆に騙されないですね。寄附をしようと思ったら、一人で判断せずに、まずは周囲の人や公的な相談窓口へ相談しましょう。
以上
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