2026.09.28

偽電話に注意

 0110からの電話は警察から?
警察を語る電話詐欺が増えています。
代表番号が着信履歴にあることで信用してしまいそうです。
着信履歴への折り返しは、絶対してはいけません。

 つい先ほどのことです。自宅のある市の警察署の番号で留守電が入っていました。それも、連休中にかけた電話の内容について確認したいことがあるというものです。登録している以外からの電話はとりあえず出ないので、留守電を聞いて、あれ?っと思いました。確かに自分のかけた番号の情報が、留守電に入っていたのです。思わず掛けなおそうかとまで思いました。

いえいえ、そんなことはありません。日本国憲法では通信の秘密が保障されているので、警察がいちいち電話の内容を確認してくることなどないはずです。もう少しで騙されるところでした。やるな、詐欺師たち。一応、こちらも弁護士なので騙されませんでしたが、一般の方だと騙されないほうが難しい気がします。

実際、実在する警察署や警察本部の電話番号を、着信画面に偽装して表示させる「ニセ警察詐欺」は多数発生してるようです。

確認されているだけでも、2025年には、11,000件を超える事件が発生しており、被害総額は1,000憶円を超えています。一件当たり平均で900万円以上の被害です。想像もできないくらいみんな騙されてます。

手口としては、警察本部の代表番号を表示させて電話をかけ、「あなた名義の口座が犯罪に使われている」「あなたも捜査対象になっている」などと告げ、その後、SNSやビデオ通話に誘導して金銭を振り込ませるというものが使われているようです。

このメルマガを読まれている方は騙されないかもですが、高齢のご両親などがいらっしゃる方は十分に気を付けてください。

今や「着信番号が本物だから安心」とはいえない時代なのです。実際の番号と違う番号を表示させる技術はだいぶ以前からありますが、詐欺師たちにとっては格好の小道具として使われているという認識が必要です。

では、このような電話があった場合、どう対応すべきでしょうか。

第一に、その電話にはそのまま折り返さないことです。スマホだと、着信履歴のところを押せば、そのまま折り返すことができるのですが、実際にかかるのは表示されている番号とは限りません。

警察署の電話番号が残されていて、留守電に折り返し希望と伝言が入っていても、その番号を信用してはいけません。警察署名を確認したうえで、自分で警察の公式ホームページなどを調べ、そこに掲載されている代表番号に電話します。

その際、「先ほど○○課の○○さんという方から電話があったようですが」と確認すれば、本当に警察からの連絡だったのかを確認できます。だいたいこれで詐欺だとわかります。

第二に、「警察」という言葉に動揺しないことです。

日本人は、悪いことをしていないのに警察という言葉に動揺しがちです。

「あなたが捜査対象になっている」「逮捕状が出ている」「口座を調査する必要がある」などと言われて不安になる隙を利用します。

第三に、相手に情報を与えないことです。

住所、生年月日、勤務先、家族構成、銀行名、口座残高などを聞かれても、すぐに答えてはいけません。「警察なら知っているはず」と考えるのも危険です。詐欺では、会話の中から少しずつ情報を聞き出し、それを利用してさらに本物らしい話を組み立てることがあります。

警察からの電話は普通の生活をしていればかかってこないので、読者の方は全部詐欺くらいに思っていて構いません。不安なときは、直接対応せず弁護士を通すなどして対応するようにしましょう。それが大切な財産を守るための一番の方法です。

以上

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