メルマガ Mail magazine

バイトテロと労務管理

飲食店やコンビニなどのアルバイト店員が、不適切な動画をSNS上に投稿して炎上する「バイトテロ」が相次いで報道されました。

「バイトテロ」を起こさないためにはどうしたらよいのでしょうか。

数年前にも「バイトテロ」が相次いだことがありました。

現代では、誰もが簡単にSNSに投稿することができ、また、「限られた人しか見ていない」と錯覚しやすいため、面白半分でこのような投稿をしてしまうのでしょう。

本人は「バレたらクビかも」くらいの認識はあるかもしれませんが、今、飲食店員は完全な売り手市場です。

次のバイトはすぐ見つけられる、と思っていても不思議はありません。

しかし、バレたらクビ、どころではありません。ネットの世界では、あっという間に世界中に広がり、みんながよってたかって身元を特定し、氏名や住所、学校などの個人情報が晒されます。

また使用者側からは、損害賠償請求や、刑事告訴がなされるケースも出ています(そのことについては様々な意見がありますが、ここでは触れません)。

「バイトテロ」を防ぐには、こうした投稿者本人に降りかかるであろうあれこれを、研修などを通じて、きちんと理解させることが一番です。

「会社に迷惑がかかるからやってはだめです」とか「社会人の常識」などと言うだけでは、「面白いことをやって目立ちたい」という気持ちに蓋をすることはできませんよね。

関連記事

2019.01.28

電子マネーでの給与支払いは認められるのか

少し前ですが、国家戦略特区諮問会議が電子マネーによる給与の支払いを解禁する方針を決めた、というニュースが報道され…

2019.07.22

内部通報窓口を設置しましょう。

「ハラスメントの相談を受けた上司が、『内々で解決するように』と当事者双方に指示をしただけで、その後の対応を放置し…

2019.08.13

「過半数代表者」選出の要件が厳しくなったことをご存知ですか?

36協定締結や、就業規則の作成・変更手続きに際して、選出が必要となる「過半数代表者」の要件が、今年の4月1日から…

PAGE TOP

COPYRIGHT © SHINWA LAW OFFICE ALL RIGHTS RESERVED.