メルマガ Mail magazine

バイトテロと労務管理

飲食店やコンビニなどのアルバイト店員が、不適切な動画をSNS上に投稿して炎上する「バイトテロ」が相次いで報道されました。

「バイトテロ」を起こさないためにはどうしたらよいのでしょうか。

数年前にも「バイトテロ」が相次いだことがありました。

現代では、誰もが簡単にSNSに投稿することができ、また、「限られた人しか見ていない」と錯覚しやすいため、面白半分でこのような投稿をしてしまうのでしょう。

本人は「バレたらクビかも」くらいの認識はあるかもしれませんが、今、飲食店員は完全な売り手市場です。

次のバイトはすぐ見つけられる、と思っていても不思議はありません。

しかし、バレたらクビ、どころではありません。ネットの世界では、あっという間に世界中に広がり、みんながよってたかって身元を特定し、氏名や住所、学校などの個人情報が晒されます。

また使用者側からは、損害賠償請求や、刑事告訴がなされるケースも出ています(そのことについては様々な意見がありますが、ここでは触れません)。

「バイトテロ」を防ぐには、こうした投稿者本人に降りかかるであろうあれこれを、研修などを通じて、きちんと理解させることが一番です。

「会社に迷惑がかかるからやってはだめです」とか「社会人の常識」などと言うだけでは、「面白いことをやって目立ちたい」という気持ちに蓋をすることはできませんよね。

関連記事

2023.11.27

ある日、退職代行から通知が来たらどうする?

 退職は、従業員の自由意思によって行うことができます。会社が、退職そのものを制限することはできません。退職者が出…

2023.01.10

中小企業は要注意!月60時間を超える割増賃金率が引き上げられます!

 2023年4月より中小企業においても月60時間を超える割増賃金率が50%となります。  会社は、労働者が1日8…

2021.05.31

ハラスメントと会社の安全配慮義務

社内に独身男女がいる場合、恋愛かハラスメントか判断し難いことがあります。一方が嫌がれば、それ以上つきまとうのはハ…

PAGE TOP

COPYRIGHT © SHINWA LAW OFFICE ALL RIGHTS RESERVED.