バイトテロと労務管理
飲食店やコンビニなどのアルバイト店員が、不適切な動画をSNS上に投稿して炎上する「バイトテロ」が相次いで報道されました。
「バイトテロ」を起こさないためにはどうしたらよいのでしょうか。
数年前にも「バイトテロ」が相次いだことがありました。
現代では、誰もが簡単にSNSに投稿することができ、また、「限られた人しか見ていない」と錯覚しやすいため、面白半分でこのような投稿をしてしまうのでしょう。
本人は「バレたらクビかも」くらいの認識はあるかもしれませんが、今、飲食店員は完全な売り手市場です。
次のバイトはすぐ見つけられる、と思っていても不思議はありません。
しかし、バレたらクビ、どころではありません。ネットの世界では、あっという間に世界中に広がり、みんながよってたかって身元を特定し、氏名や住所、学校などの個人情報が晒されます。
また使用者側からは、損害賠償請求や、刑事告訴がなされるケースも出ています(そのことについては様々な意見がありますが、ここでは触れません)。
「バイトテロ」を防ぐには、こうした投稿者本人に降りかかるであろうあれこれを、研修などを通じて、きちんと理解させることが一番です。
「会社に迷惑がかかるからやってはだめです」とか「社会人の常識」などと言うだけでは、「面白いことをやって目立ちたい」という気持ちに蓋をすることはできませんよね。