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高校野球と残業問題

夏の風物詩である、全国高校野球選手権が行われました。

今年も、投げ過ぎが問題になっています。

従業員の自主的な残業も残業代が発生し、健康問題の責任もあることに注意しましょう。

第100回全国高校野球選手権大会が、今年も甲子園球場で開催されました。

戦争による中断を含め、100年以上に渡って行われており、毎年、見るたびに感動を与えてくれます。

ところで、毎年のことながら問題になるのが、投手の投げ過ぎです。

今年も一試合の球数が一人で180球を超える試合があり、物議をかもしました。

何としても投げぬくんだという球児の様子が、精神論重視の日本では長く美徳とされてきましたが、最近は、選手の健康を害したり、将来の活躍に悪影響を与えたりすることがようやく問題とされるようになってきています。

仕事についても、長年、長時間労働が美徳とされてきました。

私たち弁護士業界でも深夜まで働くことや、月300時間を超えるタイムチャージが賞賛されてきたのです。
しかし、ちょっと考えたら、甲子園の高校球児と同じで、長時間働くことが心身に悪影響を与えて長期的に見るとよくないことは明らかです。

特に、最近ではITなどによって労働内容が複雑化しており、ストレスも増加して言いますから、根性論的長時間労働の悪影響は顕著です。

いつまで経っても無くならない過労死問題や、メンタルヘルスが重視されるようになったことは、日本社会の問題を明らかにしています。

当たり前のことですが、自発的であっても残業には、基本給に割増しとなる残業代が発生します。
また、長時間労働で従業員が心身の健康を害した場合には民事慶事の責任が発生します。

改めて、労働時間を管理する制度を見直して頂きたいと思います。

甲子園も球数が越えたら減点とか、監督に罰金とかの制度ができたら変わるかもわからないですね。

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