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株主総会を開催しよう!

中小企業は、株主総会が行われていないところがほとんどです。
株主総会は会社の最高意思決定機関です。
株主総会がされていないと、いろいろ困る場面があります。

6月最終週の株主総会シーズンも無事(?)終了しました。
テレビニュースを見ていると、東芝や武田薬品などいろいろ大変そうな会社もありましたね。
株主総会というと、上場企業の話にも思われますが、日本の企業の100社中99社は、非上場のいわゆる中小企業です。
これらの会社では、株主が社長や、社長の家族に集中していることも多く、書類の上で議事録だけ作って株主総会がなされるか、あるいは、株主総会議事録すらも行われていないことが大変多いのが実情です。

株主総会っていったいなんなんでしょう?
実は、会社は株主のものであり、株主総会はなんでも決められるのです。
気に入らない社長を辞めさせたり、本社を移転したり、会社の名前を変えたり、新しい事業を始めたり、自由に決められるのです。
そして、会社法では、少なくとも毎年一回、決算のために株主総会を開く必要があります(これが上場企業の場合、6月に集中してます)。

社長や他の取締役も、株主総会で選ばれることになっていますから、実は、株主総会が開かれていない会社では、社長は自称社長に過ぎなくて、ほんとうは社長不在の状態かもわかりません。
こうなると、自称社長は何も決めることができないことになりますから、法律にそった手続(コンプライアンス)が重視される最近の会社経営では、取引先から取引を断られたりしかねません。

また、ハッピーリタイアメントをしようと、会社の売却(M&A)をしようとしても、買主が断ってきたり、価格を値切られたりするかもわかりません。

そして、株主が家族の場合、お家紛争の原因にもなってしまうのです。

法律のことは、問題にならない間は意識しないのですが、いったん問題になると法律に沿っていないことが大問題になってしまいます(ちょっと、地震などに似ていますね)。

備えあれば憂いなしと言います。株主総会は必ず開催するようにしましょう。

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