セクハラは絶対ダメ!
財務省事務次官がセクハラ問題で辞任しました。
東大卒のエリートの中でもトップといわれる財務事務次官も、学校のお勉強で習っていなかったセクハラをしてしまいました。 被害者、本人、所属組織のすべてにダメージを与えるセクハラ問題を考えます。
東京大学法学部と言えば、日本の大学の文系学部で最難関、偏差値で言うと70を超える天才の集まりです。その天才たちの中でも、自分が一番と思う人たちが官僚を目指し、その中でも上位の人たちが財務省に採用されていました。
この時点で、かなりのものですが、その中の学年トップ一名だけが事務次官になれるのです。
競争を勝ち抜いた事務次官は、きっと、挫折の経験もなく、自分が一番だと思っていたのでしょうね。
取材に来た女性新聞記者と二人きりなのをいいことに、セクハラ発言の連発です。
具体的な発言は皆さんご存知の通りですが、まあ、「このおっちゃん、ええ歳してようこんだけしょうもないこと言うわ」と言う以外にはありません。セクハラのセミナーであれば、完全にアウトな事例として紹介されることでしょう。
セクハラによって最初に被害を被るのは被害者です。
今回も、相談した会社の上司には公表を断られたようですし、どんどん報道されることで面白おかしく噂される二次被害も発生しているでしょう。
また、セクハラした本人も中途での辞任となりました(退職金は出るみたい)。所属する財務省も、対応がまずく、世間の信用を一気に失ってしまいました。
こう考えると、誰一人得をした人はいませんね(特ダネをスクープした週刊新潮くらいでしょうか)。
セクハラについては、社内の規定の整備はもちろんのこと、それが問題であることの意識づけが大切になってきます。
定期的な社内勉強会や、外部講師によるセミナーなどを通じて、意識を高めるように心がけましょう。